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建ってしまってから基礎は見えない

新築住宅というのは、建ってしまえば構造が隠れてしまうので、モデルハウスを見学しても、構造に関する説明はパンフレット内でしか行えません。
実際に建てるつもりでいるのなら、外観より基礎に関する説明をしっかり見聞きしておきたいものです。
例えば、湿気は基礎下の土壌からも発生します。
なので、防湿シートを施工し、湿気を抑制させるベタ基礎を採用していることは理に適っているワケです。
その上に鉄筋を配置するのですが、コンクリートの性質上、鉄筋を錆びつかせないのはベタ基礎です。
そうなれば、さらに外壁通気工法についても説明を受けることになります。
今の住宅は、高気密・高断熱というように、冷暖房の効きが魅力です。
しかし、それだけに内部結露が発生しがちで、それを防止するためには外壁通気工法を行います。
基礎と土台との間にパッキンを挟み、床下の湿気を排湿します。
床下断熱を床下に敷き詰めることで、効率良く土台を乾燥した状態に保つのです。
こうした内容を建てる前に聴ける、それこそが優良業者です。

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